支えてくれた人

ペンネーム悪筆子

いっしょに学ぶ仲間がいてこそお稽古事は続き上達すると聞いたことがあるが、今までご縁のあったグループではいつも一人だけ世代が違い友達もできなかった。寧ろ外の世界に支えてくれた人がいた。

「先生の字を好きになれるかどうかが一番大切なことよ。字を好きになれない先生にはいくら習っても上達できないわよ」
そう言ってくれたのはお習字の先生をしていたクリスチャンの教会の方だった。
なかなか昇級しないという悩みには
「級が上がることがお習字の目的でもないし昇級の早い遅いは上達に全く関係ないことよ」
と言って慰めてくれた。この二つの言葉はそれからずっとと心の支えになった。

「お習字を続けられて偉いですね」
いつもそう言って褒めてくれたのは町の紙店の女店主だ。書道や和紙、筆などの知識も豊富で行くと色々な話をしてくれた。若いころ和紙を求めて四国の山奥まで旅した昔の話もしてくれた。
もう習字やめたいといつも思っていたがこのお店に買い物に行って、褒められるとなんとなくやめにくくなり続けることになるのだった。 

周りの人の支えがあってこそ続けることができたと改めて思う。



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