春光会北本支部牧尚菀卒寿記念社中展:2025年5月4ー8日@北本市庁舎ホール

全書芸スタッフ

2025年5月GW中の青空に新緑が映える季節。
全日本書芸文化院の運営総務 牧尚菀先生の卒寿記念の社中展が開催された。かな書道教室『春光会』北本支部としての初めての社中展。
5月4日(日)~8日(木)まで埼玉・北本市庁舎ホールにて。

かな書道春光会北本支部 牧尚菀卆寿記念社中展埼玉・北本市庁ホール牧尚菀 山田勝子 西和美 石黒栄子 森崎咲子 斎藤俊子毎日新聞社・(一財)毎日書道会・(一財)日本書道美術院・北本書道人連盟・全日本書芸文化院

会場には本院運営総務の牧尚菀先生と受付には竹下明雪先生、そして出品の山田勝子先生はじめ春光会所属の方々。

かな書道「春光会」の創設者である原田春琴の次女である牧尚菀先生は、今月で91歳を迎えられる。卒寿記念として41点の作品をお披露目され念願の社中展開催となった。

「ひらがな」の美しさ楽しさを多くの方に知ってもらいたい、これからの時代も大切に守っていくべきものと筆をもち続けられ、北本市でかな書道の普及に貢献されている。

初めて公募展以外で展覧会に出品した思い入れのある作品が、展示の1番目の作品を飾り、
年に2回春光会全員で開催する課題研究会の半切作品から自詠の歌で表現した作品など、会場内41点の牧先生の作品一点一点をゆっくりと拝見することができた。

「先生のお好きな作品のところでぜひお写真を一枚」とお願いすると、こちらの作品の前に。
春暁のかなしきまでに茜色(浦川聡子)

会場奥には良寛ワールドが。毎日文化センターの「良寛講座」を通じて長年楽しんでこられた良寛の歌を作品にした10点の作品がバラエティー豊かに広がっていた。変形屏風の赤紙の作品には、赤・茶・黒の印泥で押された印が珍しく、興味深かった。

1954年、二十歳になったころ、母である原田春琴先生と同じ書道会に入りかな書道と続けてこられた牧尚菀先生。


かな書の基本である「いろは歌」をひらがなと字母で屏風に仕立てたこの作品には特に親近感が湧いた。

社中の皆さんの作品も仮名だけなく漢字作品も並び、日ごろ楽しく書に取り組まれている様子がうかがえた。
牧先生のご子息とご息女も会場で温かく見守られ、先生の穏やかで大らかな雰囲気に包まれて観覧できたことを嬉しく思う。

かな書道春光会北本支部 牧尚菀卆寿記念社中展埼玉・北本市庁ホール牧尚菀 山田勝子 西和美 石黒栄子 森崎咲子 斎藤俊子毎日新聞社・(一財)毎日書道会・(一財)日本書道美術院・北本書道人連盟・全日本書芸文化院

春光会北本支部 牧尚菀卆寿記念社中展

【主宰】
牧尚菀

【出品者】
牧尚菀山田勝子・西和美・石黒栄子・森崎咲子・斎藤俊子

【後援】
毎日新聞社・(一財)毎日書道会・(一財)日本書道美術院・北本書道人連盟・全日本書芸文化院

かな書道春光会北本支部 牧尚菀卆寿記念社中展埼玉・北本市庁ホール牧尚菀 山田勝子 西和美 石黒栄子 森崎咲子 斎藤俊子毎日新聞社・(一財)毎日書道会・(一財)日本書道美術院・北本書道人連盟・全日本書芸文化院


これからも春光会北本支部の皆さまのご健筆を心よりお祈り申し上げます。