EXPO2025大阪・関西万博「未来へつなぐ日本の書~空・海・時を超えて~」2025/5/7-11
全書芸スタッフ
2025年のGW明け5月7日(水)から11日(日)までの5日間限定のイベント。
大阪・夢洲のEXPOメッセ「WASSE」にて日本の書を世界に発信するイベントが開催されている。

会場入り口には「SHODOこころ」のロゴマーク入りの青いTシャツを着たスタッフに会場へと誘導してもらう。
このイベントのお陰で初日に訪れることができ、少し遠い存在であった大阪・関西万博を身近に感じることができた。

見どころ①席上揮毫
会場中央の巨大モニター前にて、多くの来場者の注目を集める中、主催の公益社団法人日本書芸院の土橋靖子理事長が2025年日本国際博覧会のイベント名「未来へつなぐ日本の書~空・海・時を超えて~」を揮毫。
会期中も毎日11時より、日本書芸院の代表書家による席上揮毫・篆刻会が開催される。臨場感溢れる席上揮毫は一見の価値あり。
土橋靖子理事長による席上揮毫
見どころ②ワークショップ
メインフロアの横にあるワークショップブースでは、要事前申込(https://expo-shodo.jp/events.html)のうちわ・タンブラー・絵馬・金蒔絵風丸盆・桜小皿・黒塗りストラップなど、時間帯によって変わる体験コーナーがある。
筆を持ち、色も添えながら一つの作品を仕上げる楽しさは貴重な思い出に。
ワークショップ「タンブラー」 ワークショップ「うちわ」
見どころ③エアー書道!
VRゴーグルをつけ映像による書道体験ができる。書いた文字はプリントアウトもしてもらえるので最後に印を押して記念に。
Air Calligraphy
見どころ④展示作品
日本書芸院の評議員以上の役員の先生方の展示があり、我ら全書芸の役員の作品も展示されている。

見どころ⑤職人による筆墨硯紙の実演
初日は、奈良・墨運堂の墨職人による握り墨の体験をすることができた。
近くにいた外国人の方に、どう感じる?と話しかけると、Wow!!と連発しながら It’s an amazing and precious experience.と。ほんのり柔らかな墨のぬくもりが外国の方にもつながった瞬間近くにいたギャラリーが沸いた。
会期中毎日、異なる筆墨硯紙の職人さんに会えるのは貴重な機会。

見どころ⑥水書コーナー
子どもも大人も一緒に楽しめそうなこの水書コーナーには、楷行篆隷草の様々な書体で書かれた空と海の文字が展示され自由に剥がせるように工夫されていた。好みの字を壁から取り手本として水書を気軽に楽しめる。

見どころ⑦ロゴマークと書
会場正面看板の裏手には日本書芸院の黒田賢一最高顧問が書かれた作品が展示されている。
「SHODOこころ」とEXPO2025を記念した万博キャラクターのミャクミャクと書のコラボ作品が味わい深い。
黒田賢一 書
入り口のモニターでは日本の書の歴史をスライドショーにしたり、巨大なスクリーンで迫力ある映像を観られたりと日本の書を楽しく発信する工夫が沢山仕掛けられワクワクしながら会場内に身を置く。ワークショップや各種体験コーナーのスタッフの臨機応変な対応はとても気持ちがよく、心地よく過ごすことができた。
万博チケットを手に入れ入場ゲートと時間予約をして会場に入場できれば、WASSE内は自由に出入りでき、無料で参加できるアクティビティ(https://expo-shodo.jp/events.html)も用意されているのは嬉しい。
いち書道団体として本イベントの益々の盛会を祈る。
大阪・関西万博EXPO2025「未来へつなぐ日本の書~空・海・時を超えて~」
- 2025/5/7(水)-11(日)10:00~19:00(最終日は16:00まで・入場は閉場30分前まで)
- 大阪・EXPOメッセ「WASSE」
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場内(夢洲) - 出品:本院名誉顧問 楢崎華祥/副代表 小林幸子/運営総務 井田智佐子・北山成子・杉浦華桂
- 「未来へつなぐ日本の書」公式ホームページ
【主催】(公社)日本書芸院・読売新聞社