落款について

古谷春峰

はじめまして。古谷春峰と申します。
「全書芸」誌の編集等の仕事に携わっている者です。
昇段級試験の準備のお役に立てるような記事を発信していきたいと思います。

まず初めは、「落款について」です。

  1. 落款は本文との調和が大切です。(落款まで含めて一つの作品になります。)
  2. 落款は二行作品の場合、二行目の下か三行目に入れます。余白と全体の調子を見て臨機応変に入れます。(決まりはありません。)
  3. 本文の書体に合わせる必要はありません。合わせるとかえって作品の調子を損なうことがあります。(楷書作品に楷書で名を入れると堅苦しい感じになります。)
    臨書作品は・・臨、創作作品は・・書と入れます。(これを間違えるとほとんどアウトです。)
  4. 号(名)と臨(書)の字の書体を統一して下さい。
  5. 印の余白も考慮して下さい。印は基本的に三顆一組ですが、無理に全てを押す必要はありません。雅号のない人が、姓名印と名印を重ねて押印するのは正しくありません。
    白文・朱文の両方を押したい場合は、閑章(雅語、吉語等を刻した印。俗に遊印とも言う。)を押すことをおすすめします。


※私見ですので、違った考えがあってもよいと思います。