水戸もドラマに!~大河「青天を衝け」~

運営総務・児玉玲湖
(つくば市・玲湖支部 並木教室)

NHK大河「青天を衝け」主役の渋沢栄一は水戸徳川家と浅からぬ縁があり、ロケも水戸弘道館等でされています。書作品も多数出てきて、テレビでご覧になった方も多いのではないでしょうか。

正庁は弘道館の中心的建物で玄関正面に斉昭自筆の風格ある扁額「弘道館」があります。

水戸弘道館NHK大河ドラマ「青天を衝け」渋沢栄一


控えの間には掛軸「尊攘」があり、斉昭の命で藩医の松延年の書が掲げてあります。

水戸弘道館NHK大河ドラマ「青天を衝け」渋沢栄一


正庁の長押に掲げられている斉昭書の欅板に書かれた扁額「遊於藝」、この語句は書作品にされた方も多いと思います。とても馴染みのある語句ですね。


弘道館には質素ですが風情のある庭や、色々な資料や書がたくさん展示されています。

水戸弘道館NHK大河ドラマ「青天を衝け」渋沢栄一


人気のない県ワーストに長い間いた茨城ですが(笑)、徳川斉昭(徳川15代将軍・慶喜の実父)や水戸黄門で有名な徳川光圀の史跡を見にぜひ足を運んでください。

私は水戸徳川家の関係の詩や言葉、風景等を作品にして発表することをライフワークの一つとしています。
弘道館賞梅花 徳川斉昭詩
  弘道館中千樹梅 清香馥郁十分開
  好文豈謂無威武 雪裡占春天下魁
以前、この詩を作品にしたり、印首印に「清馥」を作ってもらったりした大好きな詩です。
全書芸展「代表賞」受賞の時の詩は、水戸藩士・水戸学の学者の藤田東湖の「和文天祥正氣歌」を書きました。ちょっと懐かしいな!