兎と亀

ペンネーム悪筆子

家族も全書芸に入り嬉しい近況報告(近況報告その1近況報告その3)をしていたが新年早々思わぬ展開になってしまった。

ことの発端は脱兎の如く昇級していた家族が私と同じ級になったことにあるのも後味が悪い。

新年になり私と同じ級になった家族を見て嫌になり書道を辞めると言い出したのは私である。それを聞いててやめればと家族も言ったがなんと突然自分も辞めると言い出したので、私の不貞腐れの気分は吹き飛んだ。

手本が面白くない、毎月出すのが億劫だ、好きな手本で書きたいと言うのが理由のようである。それを聞いて、私はやめたら自分一人で書けないと思い続けることにした。

亀のように根気よく続けてゴールに行く自信はないが、一人とぼとぼ続けることになりとほほという気分である。

器用な人は長続きしないという言葉もふと思い浮かぶ。こういうことなのかとしみじみ思った。

書初めの隷書で苦労したのも嫌になった理由のようであり誇り高き家族の一面を垣間見た気がした。

頑固ななんとか男子なので、あまり説得はしなかったが、1経験者としてやめてもまた全書芸に戻りたくなる予感も微かにする。

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