【社中展】第28回光風松乃會書展:2025年6月21-22日@練馬区練馬文化センター
全書芸スタッフ

今年の梅雨はいづこへ…な6月下旬。晴れ渡る東京・練馬駅前の練馬区練馬文化センターにて、全日本書芸文化院運営総務 松平光風先生の社中展「第28回光風松乃會書展」が開催された。

江戸時代末期の薩摩藩主島津斉彬(1809年-1858)のご子孫である松平光風先生。
会場中央の展示スペースには、立体感を出す社中の皆さんの合作や松平光風先生の曾祖母である松平充子さま(島津斉彬の孫)の絵と書、妹の松平鑑子さまの百人一首などなど絵と書の美しい融合に目を目を引かれた。
一般の方々にも楽しんでいただけるようにと書道具や英字新聞とかな書のコラボレーションなどの仕掛けにワクワクした。
全国書道コンクールペン字部門でも優秀な成績を収められている佐藤みちさんの作品は、万年筆で書かれたベッリーニ作曲の「優雅な月」。かな書とペン字の融合が素晴らしくかな書道作品の中でも存在感あるペン字作品で目を奪われる。
賛助出品として松平光風先生のお母様 松平澄子 書。全日本書芸文化院の副代表を務められた一松美代先生と同じ時期に宇賀寿子先生の指導で書を続けてこられた。
話題のMrs.GREEN APPLEの歌「ライラック」を4名(浅野良枝・稲葉万里子・上口京子・日向清美)で書きあげた屏風合作。現代の音楽と古典的なかな書の掛け合いが新しい世界観を作り出した。
初めて訪れることができた光風松乃會社中展。長年、かな書道を楽しまれている光風松乃會のメンバーの皆さんとお目にかかることができて嬉しく思う。
光風松乃會のみなさん
これからも光風松乃會の皆さまのご健筆を心よりお祈り申し上げます。

第28回光風松乃會書展
- 2025/6/21(土)-22(日)
- 東京・練馬区練馬文化センター 2Fギャラリー(練馬区練馬1-17-37)
【主宰】
松平光風
【出品者】
松平光風・松平澄子・浅野良枝・稲葉万里子・上口京子・佐藤みち・日向清美・松平泰一・稲葉晋平