【全書芸展編】うっかりしそうな5つの美術鑑賞マナー@国立新美術館

全書芸スタッフ

今年の全書芸展もあと、1週間後に迫ってきました。

2017年に国立新美術館 NACTのTwitter公式アカウント@NACT_PRで発信された【新美の看視】を元に、全書芸展バージョンにてお届けします。

美術鑑賞マナー①「作品にはお手を触れずにご覧ください」

展示作品にはお手はもちろん、お手荷物が触れることにもご注意をお願いいたします。
また、全書芸展会場内に柵と赤い絨毯が敷かれた近世大家のエリアは、江戸・明治・大正時代に活躍した書家の貴重な保存資料を多くの方に見ていただくことを目的として、肉筆の書作品を展示しています。
個人蔵の作品ですので、お手を触れずにお願いいたします。

美術鑑賞マナー②「飲食はご遠慮ください」


展示室内では飴・ガムを含む飲食はすべて禁止になっています。
館内は乾燥しますので、喉を潤したくなる場面もあるかと思いますが、
作品に飲食物がかかってしまうと大きなダメージとなってしまうため、展示室内ではご遠慮ください。

美術鑑賞マナー③「長い傘は持ち込めません」

美術館の入口には傘立てがあります。傘に限らず、長さがあるものは作品に触れる可能性があるため破損防止の観点から館内への持ち込みはできません。杖など必要なものは可能です。

美術鑑賞マナー④「使用できる筆記具は鉛筆のみ」

【全書芸展編】うっかりしそうな5つの美術鑑賞マナー@国立新美術館「使用できる筆記具は鉛筆のみ」


これが意外とうっかりポイント。
作品を見ながらメモを取りたくなることもありますよね。
美術鑑賞におでかけの際のマストアイテムは「鉛筆」です。
万が一、作品に触れてしまった時のダメージを最小限にとどめることができるのが消しゴムで消せる鉛筆です。
ボールペン、サインペンや万年筆などインクが出るもの、金具の付いた筆記具、シャープペンシルも先端部分などは作品を傷つける可能性あるため、使用できません。
貴重な出品作品を守るためご協力ください。
鉛筆をお持ちでない場合は、国立新美術館で貸し出しをしています。

美術鑑賞マナー⑤「生花は持ち込めません」

うっかり、しまったー!になりがちな生花。
お祝いといったら真っ先に浮かぶのがお花なのですが。
送り主のお気持ちを思うと、ありがとうございます!のあとに、実は持ち込み禁止なんです……とお伝えするのが心苦しいです。
会場が美術画廊でなく美術館の場合は、ご注意ください。美術館では、虫の発生や花粉の付着の恐れがあるため、持ち込みができません。



美術館での美術鑑賞は、心に栄養を与えてくれる癒やしの時間。
ルールを守って、皆様が快適に鑑賞できますようご協力をお願いいたします。




ここからは、ルールではなく鑑賞タイムをより楽しむためのワンポイントアドバイスです↓↓

「荷物は預けよう」

館内に入りましたら、まず、展示室に向かう前に無料(100玉用意)のコインロッカーに荷物を預けましょう。冬はコートも脱いで、ロッカーへ。
これが美術館では一番重要かも!!!と個人的には思っています。
身につけるものは、携帯電話・鉛筆・小銭入れくらいでしょうか。
とにかく身軽に!身ひとつになってみてください。
カラダも脳も開放され、ゆったりとした鑑賞タイムを楽しむのに万全です。

「歩きやすい靴で」

鑑賞時間は1時間から2時間くらいが目安でしょうか。
全書芸展会場では、遠方からご来場の方も多いため、朝から夕方までお昼休憩を除いて一日鑑賞される方もいらっしゃいます。

床が硬いので、ピンヒールでなくとも帰る頃には足がパンパンに。
足が疲れてくると鑑賞意欲が一気に減退してしまいます。
また、静かな館内では意外と靴の底の音がカツカツコンコンと響く時があります。
靴底に安定感のある歩きやすい靴でのご来場をオススメします。



ちょっと外の空気吸いたいわーという時は、
展示室から一旦離れ、館内のお写真を撮ったり、座り心地の良いオシャレな椅子でひと休み……
3階のブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼでお茶やランチをしたり。
12月の六本木の街をお楽しみくださいね。




事務局スタッフおすすめの飲食店も紹介しています。
【美術鑑賞と一緒に楽しむ国立新美術館周辺おすすめグルメ一覧】

12月皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。
ご来場にあたり、ご不明な点がありましたら事務局全日本書芸文化院問い合わせメールまでお問い合わせください。

ご来館のお客様へのお願い