文房四宝という楽しみ「失われし文房四宝を求めて」を読んで

千葉豊翠
蒼庭子書院(北海道帯広市)

全書芸誌令和6年4月号から令和7年3月号まで「文房私報」を連載された早川忠文氏が「失われし文房四宝を求めて」(天来書院)を出版され、心待ちにしていた私は早速買い求めました。

失われ誌文房四宝を求めて清秘蔵主人早川忠文天来書院千葉豊翠蒼庭子書院(北海道帯広市)
「失われし文房四宝を求めて」(天来書院)

手にして早々にページをめくりカラー写真をふんだんに取り入れている内容に心が逸りました。

読み進めるうちに、学生時代から集めてきたものが取り上げられているのではないかと宝探しのような興味が湧いたり、これまで何気なく使っていた用具の印象や使い心地も、この本を通して「なるほど!」と納得したりと楽しく読み進められました。

私たちは普段「書」を書くために用具を選び買い求めます。

当然のことなのですが、目的は「書くこと」です。

一方でまだ手にしていないものやまったく自分の目的とはかけ離れているものにはなかなか興味をそそられることはありません。

でもこうした書籍を読むと、書を取り巻く世界のなんと広いことか、と改めて感じますし「知る」ことの喜びがあります。

そして知ることが増えると用品店の方との会話も弾みます。😊

早川氏とは毎年一度書宗院展の会場でお会いしていますが、全書芸誌の連載から今回の書籍の内容に氏の造詣の深さに改めて

「凄いっ!!」

と感銘を受けました。

「失われし文房四宝を求めて」とあわせて刊行記念として天来書院の『書道テレビ』で

【編集版】最高品質だった「あの頃」の筆墨硯紙とは?


がYouTubeにアップされていましたのでご紹介します。

とにかく楽しい😊